自分にぴったりの本やモノと出会える、キュレーション型 EC リンクサービス「MEETTY(ミーティー)」が、大日本印刷(DNP)から開始された。「キュレーションサービス市場が成長するなか、“自分にピッタリの本やモノと出会える”をコンセプトに、本を中心に編集されたオリジナル記事を投稿したり閲覧できる、“知的ライフスタイル提案型”サービス」と謳っている。実際どのようなサービスなのか。

DNP、本や雑貨を横断したテーマ型キュレーションサービス「MEETTY」開始
キュレーション型 EC リンクサービス「MEETTY」

まずユーザーは、専門家や企業、他のユーザーなどの「キュレーター」が、あるテーマの下に作った「商品棚」を訪れる。そしてその中で気に入ったモノや本があれば、その商品を販売する EC サイトにリンクしてすぐに購入することができる。

例えば「仕事への迷いが生じたときのビタミン剤」という棚では、渡辺和子の「置かれた場所で咲きなさい」(幻冬舎)という本とともに、資生堂の「ザ・コラーゲン EX<ドリンク>V10本」がキュレーションされている。前者の本をクリックすると DNP のネット通販サイト「honto」に、後者は「Yahoo! Japan ショッピング」にそれぞれ飛ぶことができる。

以上のように、従来のテーマ型のキュレーションサービスに、関連する EC サイトをリンクさせることで、ユーザーは生活テーマに合わせて本とモノを横断的に知り、またすぐに購入できるのが特徴だ。

一方キュレーターとなるユーザーや企業はテーマ性のある「商品棚」を自由に作り、本や商品を紹介できるほか、紹介した商品をユーザーが一定額以上購入した場合、 honto サイトで利用できるクーポンなどのインセンティブを受け取ることができる。
 
DNP は、初年度10万人、3年後には100万人の会員数を目指す。また売上に関しては、企業 PR や商品 PR の場を提供することによる広告料金や、提携する EC サイトからの成功報酬型の手数料によって、2017年度までに10億円を目指すという。