エンタープライズ向けクラウド分野で急速な成長を遂げているドイツ SAP が、2014年12月31日を決算日とする2014年度第4四半期、および通年の決算を発表した。

発表によると、クラウド事業の急成長で、Non-IFRS ベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上が第4四半期に、前年同期比で72%増加した。通年では45%の増加で、11億ユーロとなった。

また、「クラウドサブスクリプションおよびサポートバックログ」が94%増加し、年末時点で23億ユーロを達成した。「クラウドサブスクリプションおよびサポートバックログ」は、契約は完了しているが未請求で、繰延売上としては計上されない、将来の売上。

また、販売時点で売上が発生するソフトウェア売上から、サブスクリプションベースのクラウド売上への移行を前倒ししたにもかかわらず、ソフトウェアとソフトウェア関連サービス売上も堅調で、固定通貨換算ベースで7%増加した(実通貨ベースでは6%増の148億7,000万ユーロ)。固定通貨換算ベースの通年目標だった6%〜8%成長を達成した。

Non-IFRS ベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで3%増加して56億3,000万ユーロ(実通貨ベースでは3%増加の56億4,000万ユーロ)、固定通貨換算ベースの通年の計画額だった56億〜58億ユーロを達成した。

注目の HANA も好調を持続、顧客は5,800社を超えた。「Suite on HANA」(SAP Business Suite powered by SAP HANA)の顧客は1,850社を超えるという。

同社は今後2020年までに、クラウドサブスクリプションおよびサポート売上で75〜80億ユーロ、総売上で260〜280億ユーロを目指す。