経済産業省は、燃料電池自動車や圧縮水素スタンドの本格的な普及に向け、圧縮水素スタンドに、液化水素貯槽、付属冷凍設備および複合材料を使用した蓄圧器を設置する際の技術基準を改正した。

主な改正の対象は、液体水素貯蔵/付属冷凍設備/複合材料を使用した変圧器の3つ。

液化水素貯槽の設置について。
現在は、原料ガスとして圧縮水素が主流だが、輸送/貯蔵の効率を上げるためには液化水素が有効。そこで、液化水素の貯槽に関して、一定の技術基準を設け、液化水素貯槽を設置できるようにした。

付属冷凍設備(プレクール設備)の設置について。
燃料電池自動車では、水素の急速/高圧充填が必要。この際、公共施設などに対して一定の距離を確保しなければならず、都市部ではその距離の確保が困難だった。そのため、一定の条件(冷媒ガスが不活性ガスであることなど)を満たす付属冷蔵設備では、設備距離の確保を不要とした。

複合材料を使用した蓄圧器の設置について。
圧縮水素スタンドで、水素を高圧で保持するためには、蓄圧器(ボンベ)が必要。現在、その材料として鋼または非鉄金属を用いており、これがコストアップ要因になっている。そのため、繊維強化プラスチック(複合材料)を使用した蓄圧器に、一定の技術基準を設け、複合材料を使用した蓄圧器を設置できるようにした。

これらの改正により、今後、液化水素貯槽を使用した圧縮水素スタンドの整備が促進されることが期待される。