2015年3月に開業する北陸新幹線 金沢。東京−金沢間の移動時間が最短2時間28分まで短縮されるのを前に、金沢駅周辺ではオフィスビルや宿泊施設などの建設ラッシュが起きている。そして、開通より一足早い11月23日にオープンしたのが、西口から徒歩5分の場所に建てられる「ホテルマイステイズ金沢」だ。

ホテルマイステイズは、(株)マイステイズ・ホテル・マネジメントが全国展開するホテルブランド。「手ごろな値段ながら快適なサービス」として人気を集める同ブランドは法人の利用も多く、事業も順調に拡大している。競争の激しいホテル業界の中で、顧客から高く評価されている理由は何だろうか?同社代表取締役社長の麻野篤毅氏にお話をうかがった。

■ホテルとマンションの“いいとこどり”

(株)マイステイズ・ホテル・マネジメントは1999年に創業したウィークリーマンション東京を前身とするホテル運営会社。ウィークリーマンションの管理・運営から事業を始め、2005年から本格的に「ホテルマイステイズブランド」としてホテル事業に参入している。ホテルマイステイズのほかに、単身赴任などの長期滞在に対応した「フレックステイイン」、家具付賃貸マンション「マンスリーレジステイズ」を展開。3ブランドを合わせた施設数は、49棟6,280室に及ぶ(2014年11月時点)。

最上位ブランドとして展開するホテルマイステイズは、「ワンランク上の快適と上質を求めた『アーバンリゾートホテル』」がコンセプト。ウィークリーマンション経営のノウハウを生かして“マンションの利便性”と“ホテルのホスピタリティ”を融合させており、1泊から1年以上の長期滞在まで幅広く利用できるという。

“マンションの利便性”としてまず挙げられるのは、ミニキッチンの設置だ。食器や調理器具も貸し出しており、長期滞在者には重宝されているという。ほかにも、インターネット回線やコインランドリーなどの設備、宅配物を受け取りやすい環境など、自宅で過ごすような小回りの良さが評価されているそうだ(注)。

活況の金沢に新規オープン--「ホテルマイステイズ」の魅力は、ホテルとマンションの“いいとこどり”
ミニキッチンのイメージ
 
一般的に、ビジネスでの長期滞在ではウィークリーやマンスリーのマンションもよく利用される。だがホテルならではのメリットを重視して、ホテルマイステイズを選ぶ顧客は多いそうだ。麻野氏がその理由として挙げるのは「セキュリティ」。ホテルであれば営業時間以外は建物が施錠される上、常駐するスタッフもいる。その安心感が評価され、4〜5月の新人研修の時期には連日満室となるほか、企業の招きで来日したエンジニアなどの滞在場所としても利用されているという。ホテルチェーンとしての強みを生かし、男性社員と女性社員は別々の宿泊場所を提供するといった柔軟な対応も支持されているそうだ。

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■「ライブラリー」でシェアハウスのような交流も

半年や1年以上滞在する宿泊客が多いホテルマイステイズ。よりくつろげるスペースを提供しようと同社が新たに力を入れているのが、ビジネスホテルとしては珍しい「ライブラリー」だ。今年9月にオープンした「ホテルマイステイズ羽田」では、ガイドブックや英語書籍などを用意。ゆったりとした室内で読書を楽しめるようになっている。

「ホテルマイステイズ羽田」内のライブラリー
「ホテルマイステイズ羽田」内のライブラリー

ライブラリーの用途は読書に留まらない。宿泊客同士が顔なじみになることが多い同ホテルでは、コミュニティスペースとしての機能も果たすという。ライブラリー設置の経緯について、マーケティングアドバタイジングチームのチームマネージャー 中島なな氏は、「いくつかの施設では既に『ライブラリーコーナー』を設けており好評だったが、ロビーのそばにあるためリラックスしにくいのが難点だった」と説明。セミプライベートな空間としてライブラリーを充実させることで、シェアハウスにいるような交流を楽しんでほしいと抱負を話した。

■ホテルマイステイズ金沢の目玉は「シティホテル並みの広さ」

11月23日にグランドオープンしたホテルマイステイズ金沢。ブランド初となる北陸地方への進出について、麻野氏は「新幹線開通による活況も鑑みて、金沢にオープンするメリットは大きいと判断した」と説明。244室の客室とテナントのフロアを設けた11階建てのビルを、開発が進む金沢駅西口エリアに完成させた。

同ホテルは、古都として知られる金沢の街との調和を重視。内装には随所に和のテイストを取り入れてあり、畳のある客室も用意されているという。特筆すべきは、全室30平方メートル以上という“シティホテル”並の広い客室。一般的なビジネスホテルと比較しても突出した広さの空間には、寝心地にこだわった寝具を設置している。フィットネスジムやライブラリーも備えており、ビジネスパーソンだけでなく外国人観光客の利用も想定しているそうだ。
 
 ロビーのイメージ
ロビーのイメージ
 
 客室のイメージ
客室のイメージ

2階にある和食レストラン「波の花」では、加賀野菜や海の幸を使用した郷土料理が提供される。自由時間が少ない出張でも金沢ならではの食を手軽に楽しめる上、接待や会食にも利用可能だ。また、1階のカフェ「トラベルカフェ」について麻野氏は、「駅の西口周辺には飲食店が少ないため、地元の人たちにも利用していただきたい」と説明。宿泊客にとって快適であるだけでなく、地域の住民にも貢献できるホテルになるとの見方を示した。

ホテルとマンションの“いいとこどり”をすることで、数あるビジネスホテルの中でも独自の価値を生み出したホテルマイステイズ。麻野氏はその魅力について、「1度使っていただければ、必ずリピーターになっていただける」と自信を見せる。来年、再来年にオープンする施設も複数決まっており、今後も順調に事業を成長させていきそうだ。

(注)ミニキッチンやコインランドリーの設備がない施設もある

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情報提供:株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント