将棋ソフト「Ponanza」の開発者である、山本一成氏は、羽生善治名人と、人間対ソフトウェアの対局を目指す計画を、「今回は諦める」と発表した。ソフト同士が対局する「電王トーナメント」での敗北を受けた決定。

将棋ソフト「Ponanza」と羽生名人の対局「今回は諦める」--開発者が発表
Ponanza は電王トーナメントにおいて AWAKE に敗北した(出典:niconico

Ponanza は人間対ソフトの対局として著名なタイトルである電王戦に参加。人間の棋士に勝利した実績がある。

電王戦は2015年の開催をもっていったん終了する。これに先立ち、電王戦への出場資格を得るため、ソフト同士が対局する電王トーナメントが2014年11月1日〜3日に行われた。

山本氏は、Ponanza が電王トーナメントに優勝できた場合、クラウドファンディングを利用して資金を集め、それをもとに日本将棋連盟に働きかけ、羽生名人と Ponanza が対局できる方法を模索するとしていた。

今回、Ponanza は予選リーグに全勝して驚異の強さを見せつけ、その後のトーナメントでも順調に勝ち上がった。しかし決勝戦で巨瀬亮一氏の開発した AWAKE に劇的な逆転敗北を喫し、準優勝にとどまった。

山本氏は Ponanza を強化し、機会があれば再び羽生名人との対局を目指す計画に挑戦したいと表明している。