KADOKAWA アスキー・メディアワークス ブランドカンパニーと角川アスキー総合研究所は「子どもライフスタイル調査2014秋」を共同で行った。その結果、女子小学生は4年生から6年生の23%がすでにタブレットで勉強していることなどがわかった。

使っているデジタル情報機器を尋ねたところ、女子小学生の「スマートフォン」使用率は11%、「タブレット」の使用率は17%だった。一方、今後使いたいものは、「スマートフォン」が28%、「タブレット」が21%となり、「パソコン」の15%を上回る結果となった。

電子書籍については、女子小学生の24%が電子書籍(雑誌・コミックスを含む)を読んだことがあった。1〜3年生の20%に対し、小4〜6年生は32%が読んだことがあると答えた。

女子小4〜6年生の23%がすでにタブレットで勉強、アスキー総研調べ
電子書籍(雑誌・コミックスを含む)を読んだことがあるか

LINE などの無料通話/メールアプリの利用率は、女子小学生の11%。1〜3年生が10%、4〜6年生が12%だった。今後の利用意向を尋ねたところ、女子小学生の33%が「使いたいと思っている」と答えた。

LINE などの無料通話/メールアプリの利用率
LINE などの無料通話/メールアプリの利用率

同調査では、女子小学生の保護者に対しても調査を行った。

女子小学生の保護者に対して子どもにタブレットで勉強(知育)させたいか尋ねたところ、17%がタブレットで「すでに勉強させている」と答えた。4〜6年生の保護者では、特に高く23%におよぶ。

子どもにタブレットで勉強(知育)させたいか
子どもにタブレットで勉強(知育)させたいか

保護者に子どものタブレットの習熟度を尋ねたところ、21%が「使い方を教えなくても、自分で使い方を覚える」と答えた。

保護者に子どもに電子書籍(雑誌・コミックスを含む)を読ませたいか尋ねたところ、「思わない」が58%と過半数を占めた。その理由は、「視力が低下すると思うから」が50%と最も高く、次いで「本を読む習慣が身につかない」(39%)、「読書は紙の書籍でするべき」(39%)だった。

子どもが LINE などの無料通話/メールアプリを利用することへの考えについて、保護者の12%が「絶対に使わせたくない」と回答。「できれば使わせたくない」と「絶対使わせたくない」を合わせて63%を占めた。一方、「使う時間や使い方を制限すれば問題ないと思う」「問題ないと思う」の肯定的な意見は合わせて29%だった。

子どもが LINE などの無料通話/メールアプリを利用することへの考え
子どもが LINE などの無料通話/メールアプリを利用することへの考え

調査期間は8月1日から9月22日。調査対象は女子小学生201人。1年生から3年生が256人、4年生から6年生が145人。保護者の性別は、女性89%、男性11%で、年齢は30代〜40代が96%。