ヤフーの Web メール「Yahoo! メール」で9月30日に発生した大規模アクセス障害は、10月2日時点でも解消する気配がない。依然として約400万件のアカウントが利用不能なままで、しかも原因が特定できていないという。

Yahoo! メールの障害「まだ原因を特定できず」--依然400万ユーザーが利用不能
すでに障害発生から2日だ

ヤフーは障害発生以降、告知ページで数回、状況を報告している。10月2日10時過ぎに公開された4回目の報告によると、9月30日9時20分ごろ発生した障害は、システムの冗長性やデータの保全性を維持できないほどのレベルで、379万4,777件のアカウントが利用不能なままだ。

同社はまだ原因を特定できていないが、サービスの復旧に向けてシステム安定化やデータ保全を優先的に行っているという。また現時点ではシステムは次第に安定化してきているものの、今後さらに十数時間程度、安定化を確認していく必要があると断っている。

システムが安定したあとに機材の再点検や新たな機材の投入を行い、10月3日中をめどに再開の準備を進める予定。今後も状況に変化があれば、都度知らせるとしている。