NTT ドコモらは、世界最高レベルの機械翻訳精度をもつ翻訳技術を開発、サービスを行う合弁会社「株式会社みらい翻訳」の設立について、合弁契約を締結した。2014年の10月に設立予定。新会社は、ドコモ、シストラン、フュートレックの3社により設立される。

「みらい翻訳」は、高精度な機械翻訳技術・ソフトウェアを開発し、日本語を軸とした言語バリアフリーを目指す。買い物や観光などの日常生活から、専門分野の同時通訳や社内文書の翻訳などのビジネスシーンまで、幅広くサービスを展開する予定。新会社設立当初は英語、中国語、韓国語を中心に、将来的にはベトナム語、タイ語、インドネシア語などの言語も対象にする。

目指すサービス概要および利用シーン
目指すサービス概要および利用シーン

設立の背景として、同社は2020年までの外国人の来日数や日本企業の海外展開の増加を見込んでおり、日常会話から専門用語が多い文書の翻訳が必要なビジネスシーンでも、ストレスのないコミュニケーションのニーズが高まっていると予測している。

合弁会社を設立する企業は、「はなして翻訳」を提供したことのあるドコモ、翻訳ソフトウェア業界最大手のシストラン、音声認識・翻訳システムの開発に実績を持つフュートレック。各会社から社員を新会社に派遣するという。

事業スキーム
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