全日本空輸(ANA)は9月4日から、公式サイトのパスワードを従来の「数字4ケタ」からより複雑で推測しにくいものに順次切り替える。新たなパスワードは8〜16ケタの英数字で、大文字、小文字を区別する。

ANA 公式サイト、ついに「数字4ケタ」以外のパスワード導入 -- JAL はどうする?
新パスワード登録の流れ(出典:ANA、クリックで拡大)

ANA の公式サイトでは、ANAマイレージクラブ(AMC)会員向けの各種サービスを利用できるが、ログインに必要な「AMC パスワード」は単純すぎるとして評判がよくなかった。

今回、ANA では新たに「Web パスワード」を導入する。12月3日までは現行のパスワードと併用できるが、4日からは Web パスワードのみが使えるようになる。

現行の AMC パスワードは引き続き「ANA予約センター」「ANAマイレージクラブ・サービスセンター」への問い合わせ時や、各空港に設置してある自動チェックイン機、SKY KIOSK などで必要となる。

ANA ではこれに加えマイレージ特典交換時にメールによる本人認証を行うなど、セキュリティ機能をさらに強化するとしている。

ところで日本航空(JAL)の公式サイトのパスワードは「数字6ケタ」だ。もともと ANA と同じ4ケタだったが、のちにセキュリティ強化のため多少複雑になった。とはいえ、こちらも個人情報を守るにはいまだ不十分だという声が、ソーシャルメディアなどから挙がっている。