日本の特許庁とアセアン諸国の知的財産庁による第4回日アセアン特許庁長官会合が、7月2日にベトナム・ホーチミンで開催された。この会合では、2014年度の知財分野の協力プログラムを策定するとともに、2015年以降も、各国に適した人材育成や業務管理スキームの構築、システム基盤の強化を支援していくことを確認した。

特許庁、知財分野におけるアセアンとの協力を強化
特許庁、知財分野におけるアセアンとの協力を強化

2014年度の協力プログラムとして、各国に適した人材育成スキームの構築や審査実務の能力向上を支援すること、産業財産権の重要性啓発のために官民合同セミナーを開催すること、アセアン各国知的財産庁の IT システム基盤整備を促進することなどを確認した。

また、2015年以降の中長期的な協力として、特許庁が長年積み重ねてきた経験を共有しつつ、各国に適した人材育成/管理スキーム構築の支援、アセアン各国知的財産庁の IT システム基盤整備の促進を引き続き行っていくことを確認した。