経済産業省環境省は、家電リサイクル法に基づいて引き取った、廃家電4品目の平成25年度の引取台数を公表した。また、家電メーカー各社は、平成25年度におけるリサイクル実績などを公表した。家電製品協会も、家電リサイクル実績などをとりまとめた資料をホームページに公表した。

平成25年度、指定引取場所で引き取った廃家電4品目の合計は、約1,273万台。内訳は、エアコンが約296万台、ブラウン管テレビが約204万台、液晶/プラズマテレビが約70万台、冷蔵庫・冷凍庫が約343万台、洗濯機・衣類乾燥機が約360万台となっている。

経産省など、家電リサイクル実績を公表―法定基準上回る商品化
キャ全国の指定引取場所における引取台数(平成25年度)


平成25年度、家電リサイクルプラントに搬入された廃家電4品目は約1,204万台で、前年度比約6.2%増だった。

再商品化率(直近3年実績)
再商品化率(直近3年実績)


家電リサイクルプラントに搬入された廃家電は、リサイクル処理により、鉄、銅、アルミニウムが有価物として回収され、全社で法定基準を上回る再商品化率が達成された。廃家電4品目の再商品化率は、エアコンで91%(法定基準70%)、ブラウン管テレビで79%(同55%)、液晶・プラズマテレビで89%(同50%)、冷蔵庫/冷凍庫で80%(同60%)、洗濯機/衣類乾燥機で88%(同65%)となっており法定基準を上回る再商品化率が達成された。