ビッグデータ統合ソリューション開発の Talend は、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)と販売代理店契約を締結、MDIS は、Talend のデータ連携・統合(ETL/ELT)、アプリケーション連携(ESB)、データ品質管理(DQ)、マスターデータ管理(MDM/BPM)など、Talend のすべてのソフトウェア製品群の販売を開始する。

MDIS では、初年度20社への販売を計画している。

MDIS は三菱電機グループ企業であり、三菱電機が事業を展開する社会インフラ分野、製造/流通/金融などの事業分野に IT システムや製品を提供している。

これらのいずれの分野でも「データ活用」が重要視され始めており、データクレンジング、データ統合、データ品質管理ソリューションが不可欠となっている。しかし、データには構造化データや非構造化データなどが混在し、そのデータソースは、社内外のオンプレミス環境やクラウド環境にある。

Talend 製品は OSS のビジネスモデルであり、ERP やデータベースなどの社内システムや、CRM/SFA などのクラウドサービスなど、多種多様なデータソースに接続できる500以上のコネクタを無料で用意しており、新しいコネクタも Java ベースで開発できることが、MDIS で評価されたそうだ。

また MDIS が注力する製造業、社会インフラ分野では、工場内の機械制御や空調管理、スマートグリッド、交通システムなど、コンピュータに加え、センサーや IC チップを活用した M2M(Machine to Machine)システムが注目されている。

Talend 製品は、Hadoop で高速に分散処理するため、M2M のビッグデータを活用できるさまざまなデータを、リアルタイムで超高速処理する。Talend ツール自体は、Java ベースのオープンテクノロジーにより、Hadoop でネイティブに稼働し、ファイルシステムやデータベースシステムをはじめ、ビッグデータ技術とのコネクターを豊富に揃えている。

三菱電機グループ、Talend ビッグデータソリューションの販売代理店契約を締結
Talend プラットフォーム画面