ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、ゲーム機「PlayStation」シリーズにゲームをストリーミング配信するクラウドサービス 「PlayStation Now(PS Now)」のベータ版を7月末に一般公開する。当初は米国とカナダのユーザー向けで、日本と欧州での展開は準備中という。

ソニー、ゲームのストリーミングサービス「PlayStation Now」を北米で公開へ、日本は準備中
SCE が公開した PlayStation Now の案内(出典: PlayStation 公式ブログ)

PS Now は2014年1月に北米の一部ユーザーにベータ版を限定公開し、その意見を取り込みつつサービス本格化の準備を進めてきた。

今回の一般公開はまず、最新据え置きゲーム機「PlayStation 4(PS4)」のユーザーが対象となり、その後、9月には従来の据え置きゲーム機「PlayStation 3(PS3)」、さらに携帯ゲーム機「PlayStation Vita(PS Vita)」、今秋発売予定の STB(セットトップボックス)「PlayStation TV」に拡大する。

7月末時点で SCE と外部企業が開発した100本以上の幅広いゲームをストリーミング配信予定。ゲームごとに一定期間レンタルする仕組みで、料金は2.99ドルから19.99ドル。定額制遊び放題のプランも導入を準備している。

なお、PS Now は今後、PlayStation シリーズ以外の機器にもサービスを広げる予定。第1弾として、米国で2014年中に発売する液晶テレビ「BRAVIA」の新製品だ。