ドイツ SAP は、「SAP HANA」を活用して遺伝子や環境曝露、行動特性などの要因が疾患感受性に及ぼす影響を研究するための、スタンフォード大学医学部との戦略的な協業を発表した。

併せて、大量のゲノムデータと臨床データを共有/分析する世界的な取り組みに向け、業界リーダーで構成されるカウンシル「Global Alliance for Genomics and Health」への参加も発表した。

SAP とスタンフォード大学医学部との協業体制では、世界規模でのヒトゲノム変異と、心血管疾患を中心とする疾患への影響についての理解を深めることを目標としている。

研究チームはすでに HANA を活用し、2型糖尿病の遺伝的リスクが個体群間で変化することを発見した調査結果の裏付けを行っている。研究では、49の個体を対象に、2型糖尿病と以前関連のあった12の遺伝子変異体に着目した。HANA で、629の個体を対象に、2型糖尿病と以前関連のあった125の遺伝子変異体すべてについて、同時に照会できた。従来の分析手法では、これほど大量のデータ分析を行った場合、膨大な時間を要していた。