ヤマダ電機が、同社が運営する電子書籍サービス「ヤマダイーブック」を、7月31日で閉鎖するそうだ。

購入したコンテンツが閉鎖後は閲覧できなくなる、ということで、いくつかのメディアを巻き込んで、ちょっとした騒ぎになった。おまけに、発表では、購入したコンテンツに対する返金処置なども言及されなかった。

ヤマダ電機ではその後、新たな発表を行い、前回の発表での掲載内容の不備を謝罪した。

それによると、「ヤマダイーブック」のサービスを2014年7月31日に一旦終了するが、8月から新たな電子書籍サービスを開始し、そこへの移行を予定している。ダウンロードされたコンテンツは、新サービスへの移行後も、ユーザーが引き続き閲覧ができるよう、調整するそうだ。

ただし、新サービスへの継続を望まないユーザーには、手持ちのイーブックポイント残高相当のヤマダポイントを付与する、などの対応を行う。

これで一件落着だろうか。

今回は、古いサービスを停止し、新たなサービスを開始するので、購入したコンテンツが全く無駄になる、ということはないが、そうでない場合も、今後出てくるだろう。電子書籍サービス業界はこの問題にどう対処していくのだろうか。

ヤマダ電機のイーブック騒動、新サービスへの移行で一件落着
「ヤマダイーブック」のお知らせ