東京ケーブルネットワーク(TCN)は、4月8日に経済産業省の補助事業を推進する環境共創イニシアチブから MEMS アグリゲータとして採択されたことを機に、秋口から東京都文京区、荒川区、千代田区の集合住宅向けの電力供給ビジネス(高圧一括受電サービス)に参入する。

日本 IBM は、TCN の MEMS アグリゲータ事業の基盤となる IT システムを構築、自動検針に必要なスマートメーターなどを提供する。

MEMS(Mansion Energy Management System)アグリゲータとは、マンションなどの集合住宅に MEMS を導入、ここから得られる情報を活用し、エネルギー管理支援サービスなどの継続的なサービスを通じて10%以上の節電(総量)を目標に事業を行い、環境共創イニシアチブ(Sustainable open Innovation Initiative:SII)の認定を受けた者。

高圧一括受電サービスは、各住戸が個別に電力会社と交わしていた契約を、マンション全体で一括して高圧電力として契約し受電する方式。管理組合の受電業務を代行するサービス業者が、高圧電力を低圧に変圧して各住戸に配電する。高圧電力契約と低圧電力契約の違いにより、多くの場合、個々の居住者が低圧で電力会社と契約するより電気料金が割安になる。

TCN は、東京都文京区、荒川区、千代田区などで主に CATV 事業やインターネット接続事業を行っている。今回、事業エリア内のマンションを対象に、高圧一括受電サービスとエネルギー管理支援サービスを開始する。高圧一括受電サービスを契約したマンションには、各住戸にスマートメーターを設置し、既存の電力会社よりも安い料金で電力を供給する。また、電力使用量の可視化に加え、時間帯別メニューの設定、さらに、将来的にはデマンドレスポンスと連携したピーク料金メニューの導入を計画している。

IPTV 用セットトップボックスを活用した、各家庭のテレビに電力使用状況や料金明細などを表示する、新たなサービスも開始するそうだ。