米国 IBM は Power 8 チップと Power 8 ベースのサーバー製品を公表。Big Blue のハードウェア資産を前進させた。Power 8 サーバーでは、KVM 仮想化と Ubuntu サポートを追加している。

Power 8 チップは複数構成で提供されており、その構成には12または24コアの 3.02 GHz チップや、24コア 3.52 GHz プロセッサ、8または16コアの 4.15 GHz プロセッサなどが含まれている。

IBM、Power 8 サーバーを公表 ― KVM 仮想化と Ubuntu サポートを追加

サーバーラインナップとしては、IBM は5種類の新しい Power 8 サーバーを発表。そのうちの2種類は、Linux オンリーのシステムだった。

Power S822 は 2U サーバー。最大で1,024 GB の RAM を搭載できる。プロセッサ構成は、6または12コアの 3.89 GHz Power 8 チップか、10または12コアの 3.42 GHz チップから選択できる。

Power S822 の Linux 版が「Power S822L」。これには、20コアの 3.42 GHz チップか、24コアの 3.02 GHz プロセッサが装備される。「Power S812L」も Linux オンリーのシステム。2U サーバーで、最大512 GB の RAM を搭載可能。プロセッサは、10コアの 3.42 GHz と 12コアの 3.02 GHz から選択できる。

KVM サポート

IBM で Linux テクノロジーセンターのディレクターを務める Jim Wasko 氏は InternetNews.com に対し、Power 8 システムでの目玉となる新機能は、Linux オンリーシステムで KVM 仮想化をサポートしたことだと説明した。

とはいうものの、開発者は x86 上で開発した KVM 用アプリケーションを、Power 8 向けにポーティングする必要がある。Wasko 氏は、IBM は、ポーティングを容易にする SDK の構築を継続させると述べた。

Ubuntu サポート

Power 8 サーバー出荷と同時に、IBM は Ubuntu のサポートを追加する。IBM はこれまで、Power システム上では Red Hat Enterprise Linux(RHEL)と SUSE Linux Enterprise Server(SLES)のみをサポートしていた。

Wasko 氏は、Ubuntu は x86 サーバーを利用したクラウドで、今日もっとも広く利用される Linux ディストリビューションの1つだと述べた。Wasko 氏は、Ubuntu は RHEL や SLES とは、異なったツールセットや異なったクラウドデプロイモデルを持っていると語る。

「Ubuntu のアプケーション開発は、IBM が知っている伝統的なエンタープライズ向け Linux ディストリビューションのそれとは大きく異なっている。我々は、より多くの Ubuntu アプリケーションを、Power システム上で動作可能にしていかなければならない」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、eWeek および InternetNews.com の主任編集者。