クラウド型カスタマーサービス ソフトウェア プロバイダーの米国 Zendesk は、4月10日、シンガポールを拠点とするチャット・サポートソフトウェア企業 Zopim Technologies の買収を発表した。今後 Zopim Technologies は Zendesk の完全所有子会社となり、両社の顧客は双方のサービスを同時に利用できるようになるという。

Zendesk がリアルタイムチャットサービスの「Zopim」を買収
Zopim Technologies は Zendesk の完全所有子会社に

Zopim Technologies は、Web サイト上のビジネスチャットサービス「Zopim(ゾピム)」を展開している。リアルタイムチャットプランのほか、ユーザーのアクセス解析や CRM(顧客管理)などの機能も備えており、現在 EC サイトを中心に世界13万サイトで導入実績があるそうだ。

一方「Zendesk」ソフトウェアは、メール、SNS、電話などあらゆる窓口に寄せられるユーザーからの問い合わせへの対応や履歴の管理・社内共有を、クラウド上のツールを使って一元的に行うことができるサービス。

Zendesk は今後数か月の間に、製品のカスタマーサービスプラットフォーム上に Zopim のチャット機能を組み込むことを目指す。両社のエンジニアチームが共同で新しい Zopim アプリを開発し、最初のバージョンは今年5月にリリース予定とのこと。