日本政府が集めた情報を、民間で活用するための「オープンデータ」戦略が思わぬつまずきに遭っている。データ利用の窓口となるカタログサイトの試行版が休止してしまったのだ。

どうなる?日本政府のオープンデータ、カタログサイトを休止
試行版カタログサイトに掲げられた文章

オープンデータ戦略は、これまで政府の各府省それぞれの Web サイトでユーザーの閲覧用に加工して掲載していたデータについて、より民間企業が活用しやすいようにそうした加工をする前の形でまとめて公開する取り組みだ。

これまでその窓口としてカタログサイト「DATA.GO.JP」の試行版が稼働していたが、4月3日時点で運営を休止している。再開の時期については、あらためて告知するとしているが、明確なスケジュールは発表していない。

DATA.GO.JP は米国政府の「Data.gov」をはじめさまざまな国々が立ち上げているオープンデータサイトの日本版になることを意図していると見られる。本家の Data.gov も過去に政府予算の削減などの荒波をかぶりつつ存続している。DATA.GO.JP も早期の復活に期待したい。