仮想通貨「ビットコイン(BTC:Bitcoin)」の取引所を運営していたマウントゴックス(MTGOX)は3月20日、同社の旧システムを調査したところ、19万9999.99BTC を見つけたと発表した。同社は、保有していた約85万BTC のほぼすべてが不正アクセスで盗まれたとしていた。記事執筆時点(日本時間2014年3月25日18時)、ビットコインの価値は 1BTC 当たり570ドル強。時価換算で約1億1,500万ドルの資産が残っていたことになる。

「約20万ビットコイン残っていた」と主張、取引所運営のマウントゴックス
仮想通貨ビットコイン

マウントゴックスはビットコインの最大の取引所を運営していたが、ビットコイン システムのバグを悪用した不正アクセスを受け、何者かに不正引き出しされたと主張。これにより、同社自体が保有していた約10万BTC とユーザーから預けられていた約75万BTC の合わせて約85万BTC が消失したという。ユーザーから受け取った預かり金も最大で約28億円が不足するなどして債務超過に陥り、民事再生手続きを始めた。ただし、ビットコインの消失原因や詳細な消失量は調査中であるとして、明らかにしていない。さらに、預かり金が失われた理由も不明としている。

今回の約20万BTC は、マウントゴックスが以前使っていた旧式の管理システム「ウォレット」に残っていたそうだ。再調査したところ3月7日に発見し、別のオンライン ウォレットに同日移動させ、その後3月14日から15日にかけてオフライン ウォレットに移して保管中という。ビットコインがオフライン環境にあることから、不正アクセスなどによる引き出しが行われず安全に保管されている、と主張したいようだ。

なお、マウントゴックスの Web サイトでは、口座を持つユーザーのビットコイン残高が確認可能となっている。

マウントゴックスの Web サイト ビットコイン残高が確認可能
マウントゴックスの Web サイト
ビットコイン残高が確認可能