米国 Google の無料オンラインストレージ兼オフィスアプリケーション「Google ドライブ」が機能を拡充し、新たに外部企業が開発した「アドオン」を追加してカスタマイズすることが可能になった。表計算シートから宛名を作成して印刷したり、ワープロ文書をそのままのデザインでメールとして送信したりできるようになる。

Google ドライブに「アドオン」機能が登場--宛名印刷などが簡単に
表計算、ワープロ機能の編集画面でアドオンを検索、追加できるようになった

Google ドライブは米国 Microsoft(MS) の「Office」シリーズに追いつき、追い越そうと懸命だ。だが例えば表計算やワープロの機能を使いやすくするカスタマイズ性1つをとっても、まだ不充分な面がある。

今回の機能拡充で、こうした状況はある程度変わるかもしれない。Google ドライブにログインし、表計算シートまたはワープロ文書の編集画面を開くと、メニューに「アドオン」という項目が加わっているのが確認できる。なお、表計算シートについては事前に編集画面を新版へ切り替えておこう。

どんなアドオンがあるだろうか。Google が代表例として取り上げている「Avery Label Merge」はなかなかよさそうだ。表計算シートから氏名や住所などを取り込み、ワープロ文書に宛名として出力して、簡単に印刷できる。

Avery Label Merge
Avery Label Merge

また、写真やデザインフォントを多用したワープロ文書を、そのままの体裁でメールとして送信できる「Merge by Mailchimp」も悪くない。

Merge by Mailchimp
Merge by Mailchimp

アドオンの一覧画面を見ていくと他にも、表計算シートからスケジュール表やワークフローを作成したり、ワープロ文書に簡単に手書きのサインを加えたり、共同編集をしながらインスタントメッセンジャ(IM)で簡単な打ち合わせができたりと、仕事に役立ちそうな機能が幾つもある。ただし3月12日時点では、英語圏の企業が開発したものが中心で、機能の説明なども英語だ。

ライバルの MS Office シリーズは以前からアドオン(アドイン)が使えたが、最近は Office 2013 向けアドオンを一覧、検索、ダウンロードできる「Office ストア」が登場し、最新版のExcel や Word の編集画面からも簡単にアドオンが追加できるようになるなど、サービス強化が進んでいる。こちらには、日本の企業やユーザーが開発したアドオンもある。今後は両社の競争でいっそう使い勝手が高まることを期待したい。