TrendLabs は、2014年1月以降、「LINE」から送信されたように偽装するスパムメールが出回っているとして注意を促した。スパムメールのメッセージ内に記される URL をクリックすると、「ID-BBS」という名前の出会い系 Web サイトに誘導される。地域別にスパムメール送信元アドレスをみると、北米が半分近くを占める。また URL へのアクセス数では、日本が40%、台湾が35%、韓国が16%と、アジアでの被害が多いようだ。

「LINE」を騙るスパムメール、トレンドラボが注意―出会い系 Web サイトへの誘導
LINE から送信されたように装うスパムメール
 
スパムメール送信元地域別割合
スパムメール送信元地域別割合
 
問題の URL アクセス数 国別割合(2014年1月1日〜2月24日)
問題の URL アクセス数 国別割合(2014年1月1日〜2月24日)

問題のスパムメールは以下の特長を備えている。送信元 E メールアドレスのドメインとして、「LINE.com」や「LINE.ne.jp」のような LINE を匂わすものが利用されたり、件名に「LINE」という文字列が含まれている。またメッセージには、「友達申請」が届いているので「承認」する必要があるとしてURL をクリックするように促す文面が書かれている。問題の URL は「http://<10桁のランダムな英数字>.asia」だという。

「asia」はスポンサー付きトップレベルドメインで、アジア太平洋地域の企業向けに使用される。また URL は同一の IP アドレスで運営され、whois 情報から台湾にホストされており、日本人の名前で登録されていたことも確認された。この IP アドレスのドメインネームサーバーは、過去にもスパムメールを送信するサーバーとして確認されていいる。

現在のところ、不正プログラムやフィッシング詐欺などで直接的な攻撃にさらされる事例は確認されていないが、十分な注意が必要だと警告している。