日本電気(NEC)はインターネットサービスプロバイダ(ISP)子会社の NEC ビッグローブ(BIGLOBE)を、投資会社の日本産業パートナーズに売却すると発表した。2014年3月末をめどに株式の譲渡を完了する予定。

NEC、「BIGLOBE」の売却を正式発表、270億円の特別利益を計上へ
NEC、「BIGLOBE」の売却を正式発表、270億円の特別利益を計上へ

NEC は、1996年に BIGLOBE のブランドで ISP 事業を開始し、2006年に子会社として分離独立させた。BIGLOBE の売却については以前から噂があったが、ついに正式発表となった。

日本産業パートナーズは以前から、企業が事業部門や子会社を外部への切り出し(カーブアウト)する際に投資を行っている。今回は、同社が管理、運営、情報提供を行う日本産業第四号投資事業有限責任組合などが出資する特別目的会社に、NEC が BIGLOBE の全株式を譲渡する形をとる。

BIGLOBE は今後 NEC グループを離れ、日本産業パートナーズの経営支援ノウハウを生かして事業を展開する。ブロードバンドサービスやモバイルサービスなどの利用者300万人と、アプリや企業向けサービスなどの提供実績、インターネット基盤とその運営ノウハウをもとに成長を図るという。

これまで NEC が、BIGLOBE のノウハウやサービスを生かして運営してきた企業向けサービス、SI 事業については、両社は従来通り連携を続けていくという。

なお、NEC は BIGLOBE の売却に伴い、2014年3月期の連結決算で、約270億円の特別利益を計上する見込みだ。