日本 IBM は、社会的自立が困難な無業の若者に職業訓練などを提供している、立川市の「育て上げネット」に、IBM が全世界で展開する社会貢献活動「IBM Services Grants」の一環として、データ分析支援を開始した。

「育て上げネット」ではこれまで、支援者の経験や専門性をもとに支援方法や方針を判断してきたが、過去の事例や熟練支援者のノウハウなどは暗黙知のまま体系化されず、支援方針が属人化する傾向にあった。

今回、「育て上げネット」と日本 IBM は、「育て上げネット」が蓄積してきた支援データにデータマイニング技術を適用、支援効果性が認められるパターンやルールを抽出、より効果的に支援方針を策定していく取り組みを開始した。

IBM Services Grants は、米国 IBM の技術や社員のスキルを、ソリューションとして寄付し、社会課題の解決に取り組む NPO の活動を支援する社会貢献活動。

今回、日本 IBM は、統計解析ソフトウェア「IBM SPSS Modeler」ライセンスと、そのためのコンサルテーションを提供した。

内閣府が2013年6月に公表した「子ども・若者白書 2013年度版」によると、15歳から34歳の若者で、就職せず学校にも通っていない「ニート」(NEET : Not in Education, Employment or Training)」は63万人に達し、同じ年代の人口に占める比率は、過去最高の2.3%だったそうだ。