米国 IBM は23日、中国 Lenovo にサーバー事業を売却すると発表した。同社はローエンドの x86 サーバー事業から撤退することになる。

IBM がサーバー事業を23億ドルで Lenovo に売却
売却されるのは、IBM の System x、BladeCenter および Flex System ブレードサーバーとスイッチ、x86 ベースの Flex 統合システム、NeXtScale、iDataPlex など。金額は23億ドルと発表されている。

IBM はサーバー事業から完全に撤退するわけではなく、Power ベースのシステムと System z メインフレームア―キテクチャについては今後も事業を継続する。IBM の Steve Mills 氏は声明で次のように述べている。

「今回の売却により、IBM はビッグデータやクラウドといった戦略的分野において、新たな価値を生み出すシステムとソフトウェアイノベーションにフォーカスすることが可能になる」

売却発表に先立つ21日、IBM は2013年度通期の決算を公表したが、その数字は同社のサーバーハードウェア事業の不振を示していた。唯一の明るい光は、2013年に成長を示した PureSystems 統合サーバーアプローチ。これは、IBM が2012年4月に市場投入したものだ。

今回の取引では、IBM は Power ベースの PureSystems を売却せず、事業を継続する。

IBM が Lenovo に対して大規模な事業売却を実施するのはこれが2度目。同社は2005年、Lenovo に対して PC 事業を 17億5,000万ドルで売却した。Lenovo の CEO である Yang Yuanqing 氏は、声明で次のように述べている。

「PC 事業をワールドワイドで成功させたときと同じように、正しい戦略とその実行、イノベーションと継続と x86 産業に対する明確なコミットメントによって、Lenovo はサーバー事業でも成功できると確信している」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。