米国 Red Hat はオープンソースのクラウドプラットフォーム「OpenStack」の商用サポート版「OpenStack Platform 4.0」をリリースした。プロダクションユースに耐える製品に仕上がっているという。

Red Hat、商用サポート版クラウドプラットフォーム「OpenStack Platform 4.0」をリリース
Red Hat は当初、既存の Red Hat Enterprise Linux(RHEL)上で動作する OpenStack を提供する予定でいた。だがその後方針を転換し、今年6月には OpenStack に向けて最適化され、カスタマイズされた RHEL をベースにした、OpenStack 統合ソリューションを提供すると発表している。

Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform(OpenStack Platform)は今年7月、OpenStack「Grizzly」をベースにした最初のリリースが公開された。今回公開された OpenStack Platform 4.0 は、10月に登場した OpenStack「Havana」をベースにしたものだ。

OpenStack Havana には、いくつかの重要なアップデートが施されており、それは Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 4.0 にも反映されている。その中には、「Heat」オーケストレーションシステムも含まれる。これは、クラウド管理者がクラウドアプリケーションを迅速に配備、スケーリング可能にするものだ。Havana には、「Ceilometer」モニタリングソリューションも搭載されている。これは、Red Hat ユーザーが、クラウドサービスの利用量を利用者ごとに計測可能にするもので、負荷監視や課金に利用できる。

Red Hat は OpenStack Platform 4.0 に対して、OpenStack Havana が提供する標準コンポーネントに加え、「Foreman」ライフサイクル管理ソリューションも追加した。これは、仮想、物理インフラコンポーネントの双方に対して利用可能なものだ。

Red Hat は OpenStack Platform 4.0 を、同社の Gluster ベースのストレージサービスとも統合する。Gluster は Red Hat によって商用サポートされているオープンソースのストレージファイルシステム。そのコアには、最適化されたバージョンの Red Hat Enterprise Linux(RHEL)6.5 が使用されている。

Red Hat は、SUSE や Ubuntu といった主要な競合 Linux ベンダー同様、 OpenStack コミュニティのアクティブメンバーの1つだ。OpenStack 市場に参入する競合は増加しているが、OpenStack によるビジネスチャンス自体が増加しており、OpenStack は実際に収益をあげられる技術になりつつある。

451 Research による最新のレポートによれば、OpenStack 関連市場は2013年に6億ドルのビジネスに成長したという。また、同レポートは2015年には、OpenStack 市場の規模は、10億ドルを超えるものになると予測している。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。