SAP ジャパンは、ビッグデータから不正リスクを検知する「SAP Fraud Management」の販売を開始した。

SAP ジャパン、HANA でビッグデータから不正を検知する「SAP Fraud Management」を販売
「SAP Fraud Management」の概要

SAP Fraud Management は「SAP HANA」で動作するソフトウェアで、ERP などの大量の業務取引データから、不正の恐れのある取引を自動で検出する。SAP ERP や SAP 以外のシステムのデータにも対応する。

SAP Fraud Management では、大量の取引データを、サンプリングではなく全件分析し、事前定義された検知ポリシーに基づいて不正の可能性やその兆候のある取引を発見、アラートを通知する。

発見された不正やそのリスクについて、発生した位置の地図マッピングや、時系列のグラフ表示、取引間相関関係のネットワーク表示を行うなど、不正か否かの判断支援機能に加え、調査の過程や結果をすべて記録し、その結果を元に、検知パターンの精度分析機能を向上できる。

シミュレーション機能もあるので、不正検知ポリシーを継続的に修正・改善し、誤検知数を最小化していくことができる。SAP ERP との連携では、検知した不正の後続の支払処理をブロックしたりして、不正を未然に防ぐことができる。

また不正検知ポリシーを予め定義したテンプレートも提供するが、テンプレートのほか、企業状況に応じたものをユーザーが独自に定義できる。

データ処理は SAP HANA で行うため、瞬時に処理される。

「SAP Fraud Management」画面イメージ
「SAP Fraud Management」画面イメージ

SAP Fraud Management は、SAP の GRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)ソリューションの製品群の一つとして位置づけられ、不正パターンの洗い出しやルール策定を支援する「SAP Predictive Analysis」や、不正防止策を運用できる「SAP Process Control」との連携で、一貫した不正管理の枠組みを提供する。