米国 Apple はこれまで、ソーシャルネットワークを利用する人々にデバイスとソフトウェアを提供してきた。だが今後同社は、ソーシャルネットワークの解析事業にも進出する。

Apple は12月2日、サンフランシスコに本拠を置くソーシャルメディア解析プロバイダー Topsy Labs を2億ドルで買収した。米メディア The Wall Street Journal が伝えている。Apple の広報担当者は、The Wall Street Journal の報道が事実であることを認めたが、それ以上のコメントは控えたいとしている。

Apple、Twitter 解析 の Topsy を2億ドルで買収

Topsy は、Twitter 投稿からのデータ分析を実行するオンラインツールによって、巨大なデータセットのリアルタイム解析を提供する。Topsy のオンラインツールは、ある話題がどれほど頻繁にツイートおよびリツイートされたのか、その際どのような用語が使われたのかを解析できる他、特定の話題に影響力を持つ人物を突きとめたり、広告やキャンペーンがどの程度の効果を生み出しているかを計測したりできる。また新しい製品が、消費者にどう受け入れられているか、その製品について消費者は友だちにどのように語っているかをレポートすることも可能だ。

Topsy サービスの顧客は、2006年以降現在まで続く4,250億ツイートを超える巨大なアーカイブにもアクセスできる。

Topsy は公式 Blog で自社を「世界で唯一のソーシャル Web のインデックスを運用する」企業であると位置付けている。同社のサービスは、グローバルマーケティング、ニュース、エンターテインメント、金融組織によって活用されており、顧客企業は Topsy のサービスを活用し、流行りのトピックを分析し、将来起きうる出来事を予測している。

今回の買収により、Apple は Topsy のトレンドデータと Twitter への独占的なアクセスを獲得した。このデータは、iPhone の Siri の応答性向上に利用されるだろう。Topsy のデータを活用することで、 Apple は利用者に対して、より信頼性の高い回答を提供可能になる。また、The Wall Street Journal は、Topsy のデータが iTunes Radio に活用される可能性があると推測している。

Topsy には、BlueRun Ventures、Ignition Partners、Founders Fund、Scott Banister などが出資している。