NEC は、ビッグデータ事業を強化するため、ビッグデータ関連の技術/製品/サービスを「NEC Big Data Solutions」として体系化、4種の新ソリューションとして販売を開始した。

あわせて、NEC グループの分析要員を拡充、独自技術で分析作業を高速化して高精度の分析サービスを行う。

今回の新ソリューション4種は、「プラント故障予兆監視ソリューション」「情報ガバナンス強化ソリューション」「需要予測型自動発注ソリューション」「人材マッチングソリューション」。

「プラント故障予兆監視ソリューション」は、「いつもと違う」挙動を自動で発見できる世界初の「インバリアント分析技術」で、工場やプラント設備などに付けられた各種センサーの情報を収集・分析し、故障に至る前に設備の不健全な状況を把握するもの。中国電力の協力のもと、同社の島根原子力発電所で実証を実施。

「情報ガバナンス強化ソリューション」は、「テキスト含意認識技術」を含むテキスト分析技術やノウハウを活用、文書全体の意味を理解し、リスクなどを自動的にスコアリング(重要度判定)するもの。先行的に、三井住友銀行で採用された。

「需要予測型自動発注ソリューション」は、大量データに混在する多数の規則性を自動で発見し、高精度の予測や異常検知ができる「異種混合学習技術」を活用したもの。売上や気象情報などの多様なデータを基に将来の需要を予測し、発注を自動化できる。廃棄ロスを削減、発注作業を効率化できる。

「人材マッチングソリューション」は、画像/テキストなどの非構造化データを含む膨大な情報から高速に学習する、「RAPID 機械学習技術」を活用したもの。業種/職種などの項目データや自己紹介文などを合わせて、求職者と企業とを最適にマッチングする。

同社は、顧客との実証で導入効果が認められたものをソリューション化しており、今回の新ソリューションを含めた12種のソリューションメニューを順次拡充、幅広い分野でビッグデータの活用を提案していく。

また、アビームコンサルティングとともに、分析要員を2015年度までに600名に拡充する計画。

さらに、データの前処理や各データの特性に適した分析手法の決定など、専門性や時間を要する分析作業プロセスの一部を自動化する、世界初の独自技術「分析プロセス最適化技術」を開発した。