米国 Apple は米国時間の10月22日、サンフランシスコのイエルパ ブエナ芸術センターで新製品発表イベントを開催した。

今回のイベントで目玉となったのは、iPad の最新バージョン「iPad Air」。9.7インチの Retina ディスプレイを搭載した iPad Air の重さはわずかに469グラムで、そのデザインはすでに十分薄いと言われていた第4世代 iPad よりもさらに薄いものとなっていた。CPU には iPhone 5s と同じパワフルな A7 プロセッサが、ビデオプロセッサには最新の M7 が搭載された。

Apple、「iPad Air」発表イベントを開催 ― そのハイライトをお届け
新型 iPad「iPad Air」

Apple は、iPad mini、13 インチと 15 インチの MacBook Pro もリフレッシュした。また、OS X 10.9「Mavericks」がリリースされ、すでに利用可能になっていることも発表している。Mavericks には、iLife、iMovies、Garage Band、iWork などのアプリがバンドルされた。

ここでは、10月下旬の美しい朝に開催された、Apple による発表イベントのハイライトを紹介したい。

1. Tim Cook 氏登場

Apple CEO である Tim Cook 氏は、製品発表イベントに上機嫌で登場した。

Apple CEO、Tim Cook 氏
Apple CEO、Tim Cook 氏

2. 「iPad Air」を発表

新型 iPad の名称は「iPad Air」だった。「第5世代 iPad」「iPad 5」といった製品名を予想していた我々は、これまでのネーミングルールから外れていたことに驚かされた。だが「iPad Air」が紹介された時には、聴衆から大きな拍手が起こった。

薄く、軽くなった iPad Air
薄く、軽くなった iPad Air

iPad Air のスペックは、前述の CPU と グラフィックチップ以外は、第4世代 iPad とほぼ同じ。最大の変更点は、そのデザインにある。「Air」という名が示す通り、厚さは第4世代 iPad から約2mm 減って7.5mm、重さは約183g 軽くなって469g となった。iPad Air は、この画面サイズのタブレットとしては、市場で最も薄い製品だ。

3. パワフルな64ビット A7 プロセッサ

iPad Air には、iPhone 5s と同じ64ビットの A7 プロセッサが搭載された。M7 ビデオプロセッサの搭載とあわせ、iPad Air は移動中に動画を視聴したり、ゲームを楽しんだりするには最適なタブレットとなっている。

パワフルな64ビット A7 プロセッサを搭載
パワフルな64ビット A7 プロセッサを搭載

4. iPad Air の価格は?

Apple ファンは、同社のプレミアムな価格設定に慣れている。だから、ストレージが 16GB の Wi-Fi+セルラーモデルが629ドルからと聞いても、驚くものはいなかった。

Wi-Fi +セルラー版の価格は629ドルから
Wi-Fi +セルラー版の価格は629ドルから

Wi-Fi モデルの価格は16GB 版が499ドル(日本での販売価格は5万1,800円)、32GB 版が599ドル(6万1,800円)、64GB 版が699ドル(7万1,800円)、128GBは799ドル(8万1,800円)となっている。

5. A7 チップが搭載された iPad mini

昨年初登場した7.9 インチサイズの iPad mini は、今回が最初のアップグレードとなった。

初期型 iPad mini には、CPU に A5 チップが採用されており、A6 チップを搭載した第4世代 iPad と比較するとパフォーマンスに不満を感じるという声も一部では上がっていた。

iPad mini も新型に
iPad mini も新型に

最新の iPad mini には、iPad Air と同じ CPU とビデオチップが搭載されており、パフォーマンスの面で不満がでることはないだろう。

6. iPad mini は画面解像度も向上

新型 iPad mini には、解像度が 2,048 x 1,536 の Retina ディスプレイが搭載された。このサイズの小型タブレットで、ここまでクリアなディスプレイ表示が可能なものは他に存在しない。

高解像度の Retina ディスプレイが搭載された iPad mini
高解像度の Retina ディスプレイが搭載された iPad mini

7. 強気の価格設定

昨年 Apple は16GB 版 iPad mini の価格を329ドルと発表し、その強気の価格設定で業界関係者を驚かせた。発売前には、iPad mini の価格は200ドルを切ると予想したアナリストも存在したためだ。

だが、新型 iPad mini の価格設定はさらに強気なものだ。Wi-Fi モデルでは、16GB 版の価格は399ドルと、iPad Air よりも100ドル低いだけの値付けとなっている。

iPad mini 価格設定
iPad mini 価格設定

iPad mini の Wi-Fi モデルの価格は16GB 版が399ドル(日本での販売価格は4万1,800円)、32GB 版が499ドル(5万1,800円)、64GB 版が599ドル(6万1,800円)、128GB 版は699ドル(7万1,800円)。

8. MacBook Pro もアップグレード

MacBook Pro もアップグレードされた。最新の MacBook Pro には、バッテリー駆動時間を向上する Intel の新世代低電力 CPU「Haswell」が搭載されている。

Haswell が搭載された MacBook Pro
Haswell が搭載された MacBook Pro

9. MacBook Pro の価格は?

新型 MacBook Pro の価格は、13インチモデルが1,299ドル(日本での販売価格は13万4,800円)から、15インチモデルは1,999ドル(20万4800円)からとなっている。

MacBook Pro スタート価格
MacBook スタート価格

10. 新型 Mac Pro に搭載された次世代フラッシュストレージ

Apple は6月の WWDC で公開したデスクトップ「Mac Pro」の詳細も発表した。次世代の NAND フラッシュがストレージとして採用されている。リード・ライト速度は、7,200 prm のSATA ハードドライブより、最大で10倍高速だという。ストレージ容量は標準で256GB、最大で1TB まで拡張可能だ。

新型 Mac Pro に搭載される次世代フラッシュストレージ
新型 Mac Pro に搭載される次世代フラッシュストレージ

Mac Pro の発売は12月。価格はクアッドコアモデルが2,999ドル(日本での販売価格は31万8,800円)から、6コアモデルが3,999ドル(41万8,800円)から。