Microsoft、オープン Java(OpenJDK)を Windows Azure に実装へ
かつてはオープンソースを目の敵にしていた Microsoft だが、現代では同社は、オープンソースコミュニティへの貢献や、オープンソース技術の取り込みを積極的に行っている。今回、同社は Azul Systems と提携し、同社のクラウドプラットフォーム「Windows Azure」への、オープン Java の実装に乗り出した。

Business Cloud News は、この件を次のように伝えた。

「Microsoft によるオープンソースにフォーカスした子会社 Microsoft Open Technologies は7月24日、Azul Systems と提携し、Open JDK を Windows Server および Windows Azure プラットフォームに実装すると発表した」

ZDNet は、Windows Azure で提供される OpenJDK について説明している。

「OpenJDK は、Azul から GNU GPLv2 ライセンスで無償で提供される。Azula はまた、OpenJDK が Java SE 仕様に完全に準拠することを保証する」

The Register は、Windows Azure から OpenJDK が提供される意味について説明している。

「Oracle はすでに、同社データベース、ミドルウェア、そして Java の Windows Azure への提供を発表している。Open JDK の Azure への実装は、Oracle Java を避けたい開発者が、Windows クラウドで Java-as-a-Service を構築する際の代替の選択肢となるだろう」

Computerworld は、IDC のアナリスト Al Hilwa 氏の発言を引用している。

「Microsoft は、ありとあらゆるワークロードを Azure 上で稼働させることに真剣に取り組んでいる。Azul はオープンソースを熟知しており、Java の知識を Azure クラウドの企業顧客に伝えることのできる、素晴らしいパートナーだ」

Computerworld はまた、OpenJDK の保守を Azul にアウトソースした理由を次のように推測している。

「Microsoft は1996年、同社による独自の Java『J++』をリリースした。だが、J++ は、当時 Java を所有し、Microsoft にその技術をライセンスしていた Sun Microsystems から提訴された。Sun は、J++ が Java の仕様に準拠していないと主張していた。《中略》おそらく、Microsoft はここから学んだのだろう。Azul バージョンの OpenJDK は、Java の仕様に非常に忠実なものだ」