大日本印刷(DNP)ルーヴル美術館の共同プロジェクト「ルーヴル - DNP ミュージアムラボ」が開発した2種の美術鑑賞システムが、ルーヴル美術館パリ本館の絵画部門の展示室に導入され、7月4日に運用を開始した。

今回、ルーブル美術館本館に導入されるシステムは、スペイン絵画鑑賞についての理解を促進するシステムと、同館のスペイン絵画コレクション形成の歴史を伝えるシステムの2種類。

ルーブルと DNP が共同開発の美術鑑賞システムをルーヴル美術館が導入
ルーブルと DNP が共同開発の美術鑑賞システムをルーヴル美術館が導入

前者は、同美術館のスペイン絵画の代表作品を解説しながら、鑑賞の手がかりを提供するもの。作品解読のヒントを示すことで、他のスペイン絵画の理解を促す効果が期待されるという。

後者は、17世紀から現代まで、節目となる12の時代に分けて、コレクション形成についての理解を深められるというもの。壁面の大型画面にコレクションの歴史を年表で表示し、複数の来館者が同時に操作可能なインターフェイス設計とすることで、関心のある来館者が各時代の詳細情報を引き出せるようになっている。

同プロジェクトの成果としてルーヴル美術館に導入された鑑賞システムは、2011年の工芸品部門、2012年の古代エジプト美術部門への設置に続いて今回が3例目。