三井住友カードと福岡市の九州カードは日本国内の実店舗で、NTT データのクラウド型「CAFIS 多通貨決済サービス」を使った外貨建てカード決済サービスを開始した。訪日外国人旅行者数や日本でのクレジットカード利用が多い国を対象に、14通貨に対応する。

訪日外国人などの海外カード利用者は、このサービスに対応する決済端末を導入した加盟店の店頭で、「自国通貨建て」か「円建て」か、決済通貨を選択できる。また、「CAFIS 多通貨決済サービス」はクラウド型のサービスであり、決済端末を導入する加盟店は、決済端末を置き換えずにソフトウエア更新だけで対応できる。

まず7月から、特にアジアからの旅行者が多い九州・福岡の「キャナルシティ博多」、「マリノアシティ福岡」などの複合商業施設、「リーガロイヤルホテル」や「シャングリ・ラ ホテル 東京」などの宿泊施設などへの導入が決定しており、今後も海外からの旅行者が多く利用する地域・業種を中心に展開していく。

店頭でカードを利用する時点で為替レートを確定させるため、従来の円建てでの金額に加え、ユーザーの自国通貨に換算された決済金額を店頭で提示し、円建てか自国通貨建てかのどちらかで決済するかを選択できるようになる。為替レートが不安定な時期でも為替変動のリスクの心配をしなくてすむ。

三井住友カードと九州カード、実店舗で外貨建てカード決済サービスを開始
店頭取引イメージ

さらに NTT データでは、交通系電子マネー/WAON/楽天 Edy/iD/Visa payWave/MasterCard PayPass などの電子マネー決済手段に対応するサービスも行っており、1台の決済端末で幅広い決済に対応できる。

NTT データの「CAFIS 多通貨決済サービス」は、グローバルブルージャパンの「カレンシーチョイス」をベースにしている。

三井住友カードと NTT データでは、2012年4月からオンラインショップで外貨建てカード決済ができるサービスを開始しており、国内初の LCC(格安航空会社)である Peach Aviation などにサービス提供してきたが、今回、実店舗へも外貨建てカード決済サービスを拡大した。