ソフトウェア開発を手掛ける Atlassian(豪州)は、日本法人アトラシアン株式会社を設立し、同社が手掛ける製品開発チーム向けエンタープライズ・コラボレーション・ソフトウェアをクラウドベースで提供する「アトラシアン オンデマンド」の日本語版を提供開始すると発表した。

製品開発支援ソフトの Atlassian が日本法人設立 -- クラウド製品の日本語版を発表
左から Atlassian Pty Ltd. プレジデントの Jay Simons 氏、
アトラシアン株式会社代表のスチュアート・ハリントン氏

Atlassian は2002年に設立。プロジェクト管理ツール「JIRA」、コンテンツコラボレーションツール「Confluence」、ソースコード管理ツール「Stash」など、主にソフトウェア製品を開発するメーカーやソフトウェア会社、サービス提供企業向けにオンプレミス環境、クラウド環境でそれぞれ提供している。

現在、同社のソフトウェアは Audi、Facebook、NASA、Twitter、BMW、CISCO、PIXER、Adobe といったグローバル企業で2万5,000以上の組織で使用されており、日本国内でも楽天、GREE、キヤノン、ソフトバンク、任天堂、本田技研工業など217社が利用しているという。同社によると、日本法人の顧客数は2012年度の実績で44%増加するなど日本からの注目が高まっており、日本の顧客とのコミュニケーション強化や顧客ニーズに合わせた同社製品の機能強化を行い、市場拡大を目指したい考えだ。

今回発表された新製品は、Atlassian が2011年から提供している「アトラシアン オンデマンド」の日本語版。オンプレミス版は日本語に対応していたが、クラウド版も日本語化し低価格で提供するという。「アトラシアン オンデマンド」に含まれる製品は「JIRA」「Confluence」など4製品だが、Atlassian が提供する他のソフトウェアや専用のマーケットプレイスで配布しているアドオンとの連携も可能。価格は最も安い「スターターライセンス」が10ライセンスで月額10ドル。オンライン決済または同社が認定したエキスパートパートナーから購入できる。


 
日本法人の代表となるスチュアート・ハリントン氏は、「Atlassian のソフトウェアを日本市場で拡大させることで日本の企業の働き方を変え、国際競争力を高めるのが狙い。日本のニーズを踏まえた製品開発を推進し、またパートナーエコシステムを拡大させたい」とコメントしている。