凸版印刷は、3D プリンタによる模型作製・設計を活用したプラスチック容器・部材開発サービスの提供を、6月中旬より開始すると発表した。食品やトイレタリー、医療医薬、各種の機械業界向けに、安価な初期費用でプラスチック容器・部材の模型作製を提供する国内初のサービスとなる。

同サービスは、プラスチック容器や部材の開発段階で必要となる模型を、3D プリンタを用いて提供するもの。試作金型を用いて模型を作製した場合と比較して、初期費用が約50分の1、作製日数は約10分の1にまで削減される。これにより、企業側は様々な構造デザインを早期に品質評価できるため、より完成度の高いプラスチック容器や部材の開発が可能になるという。

3D プリンタは、液状のアクリル系樹脂を積層箇所に吹き付け、紫外線の照射により硬化させるインクジェット方式を採用。積層ピッチは最小15マイクロメートルから対応し、高精細な造形を実現する。また、アクリル系樹脂は半透明や白、黒、青など複数色を揃え、よりイメージに沿った模型が作製できるそうだ。

凸版印刷、3D プリンタを用いたプラスチック容器・部材開発サービスを開始
3D プリンタで作製したプラスチック容器のサンプル

同社は、今後もサービスを拡販していき、2015年度にはプラスチック容器・部材全体で関連受注を含め30%の売上増を目指すと同時に、3D-CAD 技術者の育成にも力を入れていくとしている。