総合人材情報サービスを展開するアイデムは、就職活動の進捗・内容における調査を実施、その結果を公表した。同調査により、3月時点で12.9%の学生が内々定を獲得していること、73.6%の学生は入社後の転職を考えていないことなどが明らかとなった。

同調査は、アイデムの新卒向け相互マッチング型就職活動サイト「JOBRASS(ジョブラス)新卒2014」にモニター登録している学生356名を対象に実施。調査方法はインターネットによる。

まず、3月の就職活動状況を尋ねたところ、「面接・試験段階」と答えた学生は70.2%だった。内々定を獲得している割合は12.9%で、前月の3.9%と比べると、最終面接に進んだ学生が増えたことがわかる。

12.9%は「内々定獲得」、70.2%は「面接・試験段階」--アイデム、「3月の就職活動の進捗・内容における調査」を発表
3月の就職活動のステータス(出典:アイデム)

一方、多くの学生にとって3月は気を抜けない状況だったようだ。「就活終了」と答えた学生は1.1%に留まる一方、「就職活動に遅れを感じている」と答えた学生は79.0%、「就職活動を厳しいと感じている」と答えた学生は59.0%に上った。

続いて、エントリーしている企業の従業員規模を尋ねると、「企業規模にこだわらない」が43.5%、「大手企業」が34.8%、「中小・ベンチャー企業」が21.6%だった。男女別にみると「大手企業」を選んだ男性は38.8%、女性は30.9%となっており、男性の方が「大手企業」を好む傾向があることがわかった。

エントリーしている企業の従業員規模(出典:アイデム)
エントリーしている企業の従業員規模(出典:アイデム)

学生たちは、入社した後のキャリアプランをどのように考えているのだろうか。転職に関する意識を尋ねたところ、「転職を考えていない」と答えた学生は全体で73.6%だった。男女別に見ると、女性(77.5%)は男性(69.7%)を7.8ポイント上回っており、新卒で入社した会社に勤め続けたいと考える傾向が強いようだ。

転職に関する意識(出典:アイデム)
転職に関する意識(出典:アイデム)

では、エントリーした企業の従業員規模と転職に関する意識に、関係性はあるのだろうか。回答結果から両者の相関を見ると、「10年目以降で転職したい」と答えた学生は、「大手企業」が10.3%で一番多く、「中小・ベンチャー企業」が3.8%、「従業員規模にはこだわらない」が4.5%だった。一方、「1〜3年目で転職したい」と答えた学生は「中小・ベンチャー企業」が5.1%で一番多く、「大手企業」が1.6%、「従業員規模にはこだわらない」が0.6%だった。「中小・ベンチャー企業」にエントリーした学生は、「大手企業」にエントリーした学生と比べて、早い段階でのキャリアチェンジを考えているようだ。

エントリーした会社従業員規模と転職に関する意識(出典:アイデム)
エントリーした会社従業員規模と転職に関する意識(出典:アイデム)