いまや国内でのスマートフォン普及率は約40%に達し、2016年には70%に到達するのではと言われている。また、世界では米国がすでにスマートフォン普及率60%に達しているような状況だ(参照元)。したがって、どのような業種のどのような企業でも、いかに効率よくスマートフォンを活用し、ターゲットユーザーへリーチするかがとても重要になってくる。

日々新しいスマートフォン向けのサービスがリリースされている中、従来の Web サイト広告に加え、アドネットワークやリワード広告といったアプリ内広告が登場するなど、広告手法は多様化している。本コラムでは、現在世界のアドネットワークにおいてどのような広告フォーマットが活用され、主流となってきているのか、といったトレンドについて、一部抜粋して特徴とともに紹介していこう。

1.Interstitials:フルスクリーン広告
スマートフォンの液晶を覆い尽くすような、ブラウザの全面、あるいはほぼ全面を使って表示する広告手法。ユーザーは“×”ボタンを押すと広告を閉じることができるが、必ずユーザーの目に留まるため、コンバージョンを誘引しやすい。

2.In-App Alerts:アプリ内ポップアップ
ユーザーがアプリ使用時にポップアップを表示。ユーザーに対し“Yes/No”を回答させるようなフォーマットになる。ユーザーにとってわかりやすく、無駄なクリックも防ぎやすい。

3.Banner Ad:バナー広告
よく見ることのある写真や画像を使用した広告で、一般的な広告フォーマット。インターネット広告でもっとも広く利用され、用いられている手法。サイズや表示される位置は Webサイト/アプリによってさまざまである。

4.Notifications:通知型広告
スマートフォン上の通知バーに表示されるテキスト広告。広告主がユーザーに自由に、一方的に送ることができるプッシュ型という特徴を持つが、最近はとりわけ海外製のアプリに組み込まれていることが多い。

5.Video Ad:ビデオ広告
PC ではよく見るようになったが、近年スマートフォンでもビデオ広告を活用できるようになった。情報量が豊富で、高度なクリエイティブでより充実したメッセージを伝えることができ、ユーザーへのロイヤリティも高いため、ブランディング目的で活用されることが多い。

6.Audio Ad:オーディオ広告
音声をオンにしてアプリを使用しているユーザーに対し、音声のみで広告を出す。ユーザーはスマートフォンを振ることで、Web サイトやストアに飛ぶことができる。

7.App Wall:アプリ一覧
アドネットワークの作りアプリ一覧上に、“最新”または“おすすめ”アプリのひとつとして表示する。ユーザーへ対価としてコインを与える方法もあるが、対価がなく、ただ興味のあるユーザーがダウンロードするという方法もある。

以上、スマートフォンにおける広告フォーマットについて特徴を解説してきたが、今回紹介した広告フォーマットは、アプリへ配信するものが多数となっている。米国でも定番のバナー広告やフルスクリーン広告がまだまだ多く使用されているものの、新しい広告フォーマットはそれだけでユーザーの目を引き、CTR も高い傾向が見られるため、ぜひ率先して活用してもらいたい。

最適なフォーマットを探すテクニックとして、広告主は、最初からフォーマットの種類を絞り広告配信するのではなく、なるべく多くのフォーマットを配信し、その後、都度最適化を行っていくというやり方をお勧めする。フォーマット間で CTR・CVR を比較することで効率の良いフォーマットを導き出し、さらに同一フォーマット間で異なるデザインの広告を比較することで、それぞれのフォーマットにおいて、効率の良い広告デザインを導き出すことができるのだ。

執筆:株式会社アイレップ第グローバル本部 門田 志穂
記事提供:アイレップ