大成功を収めた Microsoft Xbox 360 の後継機種が発表され、その名称が「Xbox One」であることが明らかとなった。

Microsoft、Xbox One を発表: Kinect で操作するオールインワンのエンターテインメントシステム
Microsoft が発表した Xbox One

米国 Microsoft の Don Mattrick 氏は5月21日、ワシントン州レッドモンドの Microsoft 本社で壇上に立ち、Xbox を「究極の、オールインワンタイプのホームエンタテインメントシステム」であると説明した。壇上に並べられていたのは、ブラックで統一されたシャープなデザインの Xbox One コンソール、新しくなったコントローラー、そしてアップグレードされた Kinect センサーだ。これらにより Microsoft は、ゲーム、テレビ、音楽、映画を統合した、まったく新しい、パーソナライズされたホームエンタテインメントシステムを提供すると、Mattrick 氏は説明した。

Kinect モーションセンサーは、Xbox One の操作で非常に重要な役割を果たすものとなった。Xbox のシニア VP を務める Yusuf Mehdi 氏は、Xbox One が利用者が誰であるかを自動認識し、パーソナライズされたホーム画面を表示するデモを行った。Mehdi 氏はまた、Xbox One では音声やジェスチャーでモード切り替えが可能であることを示し、これを「テレビのリモコンでチャンネルを替えるのと同じくらいのスピード」で実行できると説明した。

アップデートされた Kinect
アップデートされた Kinect

Mehdi 氏が Xbox に対して「Xbox、テレビ視聴」と音声で命令すると、システムはすぐにテレビ視聴モードへと切り替わった。この音声による高速なモード切り替えは、ゲーム、映画、音楽など、あらゆるモード間で実行可能だ。新たに採用された Windows 8 に似たインターフェイスでは、利用者はマルチタスクを利用できる。Mehdi 氏は映画「スタートレック」を再生しながら、同時に Internet Explorer 画面を表示するというデモも実施した。

ホーム画面はパーソナライズ可能になった
ホーム画面はパーソナライズ可能になった

Xbox One では、Skype との本格的な統合がなされている。ワイドスクリーンを活用したビデオ通話が可能なのはもちろん、グループビデオ通話が可能になっており、これを利用すればリビングをテレビ会議室に変えてしまうことも可能だ。マルチタスクは Skype でも利用可能で、テレビや映画を視聴しながら、Skype でチャットをすることができる。

テレビを視聴しながら、Skype でチャットすることも可能に
テレビを視聴しながら、Skype でチャットすることも可能に

Microsoft の Marc Whitten 氏は、Xbox One ハードウェアの仕様について説明した。同デバイスには、8GB の RAM、USB 3.0、Wi-Fi Direct、ブルーレイドライブが搭載されているという。Whitten 氏は、この Xbox One の先進的なアーキテクチャと、搭載された最新の OS、新しくなった Kinect センサーにより、利用者は Xbox One の操作で遅延を感じることなく、新しい Xbox 体験が可能になったと強調した。

Whitten 氏はまた、Xbox One には初期 Xbox 360 の筐体過熱問題で学んだ技術が投入されていることに触れた。これにより、Xbox One は、ほぼ無音を実現しているという。

Mattrick 氏は、メディア向けイベントの最後に Xbox One の発売時期について述べた。「Microsoft は、Xbox One を今年の後半に世界市場に向けて発売する」ということだ。