米国 Red Hat は JBoss Application Serve の名称を変更すると発表した。新しい名称は「WildFly」。この名称変更にともない、Red Hat はこれまで以上のリリースサイクルの高速化と、開発プロセスの透明化を目指すとしている。

Red Hat が2006年4月に3億5,000万ドルで買収して以来、JBoss にはオープンソース版と商用版の2バージョンが存在していた。Red Hat の製品ライン管理担当ディレクター Jason Andersen 氏は InternetNews.com に対して、名称変更を次のように説明した。

「問題は、オープンソースの JBoss Application Server(AS)と、商用版の JBoss Enterprise Application Platform の名称が似過ぎていたことだ。オープンソース版 JBoss AS の名前を『WildFly』にすることで、この2つが別物であることを、より明確に示したかった」

WildFly と JBoss Enterprise Application Platform の関係は、Fedora と RHEL の関係に似たものだ。

「WildFly は Red Hat のアップストリームプロジェクトとなる。WildFly で最新の技術が試され、やがてはそれが JBoss Enterprise Application Platform に導入されることになる」

Red Hat、JBoss Application Server を「WildFly」に名称変更

WildFly は単なる名称変更に留まらない。Andersen 氏は、Red Hat は今後、WildFly のリリースサイクルを、コミュニティによる迅速かつ、透明なものにしていくつもりだと述べた。

JBoss.org

JBoss Application Server という名称は消えたが、JBoss.org サイトが無くなるわけではない。現在でも、JBoss.org サイトには100を超えるプロジェクトがある。

「JBoss.org で最も規模が大きく、かつよく知られたプロジェクトが JBoss AS プロジェクトであることは間違いない。だが JBoss.org には、Hibernate、Drools、Infinispan といった素晴らしいアップストリームプロジェクトが他にも多く存在している。JBoss.org コミュニティサイトの運営は、今後も継続される」

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。