多国籍研究開発型企業の Midokura は、シリーズAラウンドで産業革新機構を中心とした総額1,730万ドルの増資を完了した。

産業革新機構は政府系投資ファンドで、そのほか、NTT グループ ベンチャーファンド、NEC グループ ベンチャーファンドが参加した。

同社はシリーズAラウンドで調達した資金を、Midokura が開発するネットワーク仮想化プラットフォーム「MidoNet」の本格的市場導入を加速するために投入する。

Midokura は、自律分散アーキテクチャーに基づくネットワーク仮想化技術を核とし、北米、欧州、アジアの拠点で事業を展開、また、OSS 系の代表的なクラウドマネジメントプラットフォームで OpenStack と CloudStack と連携している。

日本発多国籍テクノロジーカンパニーのミドクラ、総額1,730万ドルの増資
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Midokura の事業領域「Software Defined Networking」(SDN)には、市場でも関心が高まっており、本格的な SDN 市場の立ち上がりも見込まれている。Midokura もこの潮流に乗るべく、日米欧各地域の開発体制を充実、営業/サポート体制を増強、日本発のグローバルテクノロジーカンパニーとして、国内外企業との戦略提携を視野に入れながら、事業の国際展開を図る。

同時に、グローバル経営体制を強化するため、現 CEO 兼共同創業者の加藤隆哉氏は取締役会長(Chairman of the Board)に、現 CTO 兼共同創業者の Dan Mihai Dumitriu 氏が最高経営責任者(CEO)に就任する。

また今回、知的財産の管理、安定した金融環境を鑑み、本社をスイスのローザンヌに移転した。

Midokura は、クラウドコンピューティングインフラ関連技術の専門家集団として、革新的なネットワーク仮想化技術で世界のクラウドコンピューティング利用を促進し、ひいては地球環境保護に貢献、欧米の叡智、日本の品質、アジアの生産性を融合したグローバルテクノロジーカンパニーを日本発で立ち上げることを趣旨とした企業。2010年1月に東京で創業した。

クラウドインフラ環境構築運用のための SDN プラットフォーム、ネットワーク仮想化技術ソリューションを提供する。研究開発体制は Google や Amazon などでクラウドコンピューティング/分散インフラ技術に関わっていたエンジニアで構成されている。

現社員26名の国籍は6か国におよび、サンフランシスコ、バルセロナ、ローザンヌ、東京に拠点を構える。