米国 Microsoft は Windows 8 および Windows RT 向け Internet Explorer 10 で、Adobe の Flash を解禁した。3月12日(日本時間3月13日)から、Flash コンテンツの再生がデフォルトで利用可能となる(関連記事)。

Microsoft、Windows 8/RT の Internet Explorer 10 で Flash を有効に

これまで Windows 8/RT では、Microsoft による「IE 用互換表示(CV : Compatibility View)」リストに掲載されたサイトでのみ Flash コンテンツの再生が可能だった。だが、Microsoft の IE グループプログラムマネージャである Rob Mauceri 氏は3月11日、公式 Blog でほとんどの Flash 利用サイトに互換性があることが分かったとして、方針を転換したと述べている。少数のサイトについては、今後も Flash コンテンツの再生をブロックする必要があるため、CV リストはそのようなサイト向けに利用されることになる。

Mauceri 氏は、次のように述べている。

「数多くのドメインをテストした結果、Flash 機能の互換性がなかったのは4%未満だとわかった。また、その主な原因が、コアサイトが Flash 以外の ActiveX のコントロールを必要としているためだということも判明した」

Microsoft は、Windows 8 の IE10 で「プラグインフリー」を志向していた。このため、IE 10 からは Flash が排除され、HTML5 が採用されていた。

その Microsoft が IE10 で Flash 機能を解禁したのは、Adobe が Flash をタッチデバイス向けに最適化したことによるものだ。

Mauceri 氏は、次のように述べている。

「Microsoft は Adobe と協働し、Windows 8 向けにタッチ操作、パフォーマンス、セキュリティ、信頼性、バッテリー駆動時間を最適化した Flash を開発した。Adobe は、Windows 8 が目指すタッチ体験に見合う大幅な変更を加えている」

Microsoft と Adobe が協同で Flash を開発

Mauceri 氏はまた、次のように付け加えた。

「Windows 8 と Windows RT の IE10で Flash 機能がサポートされたことで、多くのサイトは顧客に対して、彼らの望む Web 体験を提供可能となるだろう。これにより、Flash から HTML5 への移行期間の空隙を埋めることが可能になる」