サイボウズは、独自開発のクラウド基盤「cybozu.com」で提供するビジネスアプリ基盤「kintone」をアップデート、Excel ファイルを自動でクラウドアプリに変換する機能と、データベースとソーシャルを融合する新しい社内 SNS 機能「スペース」と「ピープル」のβ版を開始した。

リリースから約1年で導入社数が500社を越えているという kintone だが、今回のアップデートでは、操作性向上のために20個以上の新機能、100か所以上の改修を実施したそうだ。

今回のアップデートは、kintone ユーザーアンケート結果を反映したもの。契約ユーザーの約6割の利用目的が「顧客管理」または「案件管理」と呼ばれる営業支援で、従来 Excel ファイルで管理していた情報からの移行だった。kintone 導入前は、チームがひとつの Excel ファイルで顧客リストや案件進捗を管理しており、時がたつにつれ、多数の課題を抱えるようになっていた。

新機能「Excel からのアプリ作成」では、アプリ作成画面で Excel ファイルを選択し、読み込むことで、kintone が最適なフィールド設定を判断し、アプリケーションを自動的に作成する。Excel ファイルに登録されていたデータも、同時に移行できる。

サイボウズ、「kintone」のアップデートで Excel ファイルをクラウドアプリに自動変換
Excel 移行の手順はワンクリックで

アプリケーション一覧画面は Excel の使い勝手のまま、列の幅調整/列ごとのソート/条件による絞り込みやグラフ作成/一覧画面で編集できる。

絞込みやグラフ作成、一覧画面での編集ができる
絞込みやグラフ作成、一覧画面での編集ができる

1行のデータごとに詳細画面があり、顧客や案件詳細情報を間違えずに正確に閲覧/編集できる。また、詳細画面にはコメントを書き込むことができ、コミュニケーションをデータ情報と紐づけて管理できる。

各データの詳細画面:データ1つひとつにコメント
各データの詳細画面

業務ですぐに使えるビジネスアプリを提供する「kintone アプリストア」もリニューアルした。従来の、テンプレートファイルをダウンロード後、自社環境にインストールする形式から、自社環境内でアプリを選ぶだけで、すぐに追加できるようになった。

データベースとソーシャルを融合する新しい社内 SNS 機能「スペース」(β版)は、業務で必要なデータと、それに関連するメンバーのコミュニケーションを1つにまとめる、ソーシャル時代のワークスペース機能。トピックごとに掲示板を作成し、業務連絡やディスカッションができる。

社内 SNS のもうひとつの新機能「ピープル」(β版)は、 kintone 登録各ユーザーが個人のタイムラインを持ち、フォロー/アンフォロー、メンション、発言へのいいね!ボタンなど、一般的な SNS と同様の機能がある。

社内 SNS「ピープル」機能
社内 SNS「ピープル」機能