SAP ジャパンは、国際 NGO 団体の Operation Blessing International(OBI)と共同で、被災地水産業の復興のため、ワカメや牡蠣の養殖業を営む宮城県の漁業関係者に和船10隻を寄贈した。なお、今回の支援事業は、塩釜市でのワカメ収穫時期に合わせて行われる。

今回を含め、一連の和船寄贈事業の支援を続けているドイツの SAP が、和船寄贈を支援している。和船購入の資金は、同社のアジアパシフィック地域法 人SAP APJ が、SAP ジャパンを通じて提供した。また、SAP は昨年も同様な和船プロジェクトを宮城県気仙沼や南三陸町で行い、OBI と共同で三陸仕様の和船15隻(2012年3月に10隻、同年4月に5隻)、今年で3回目となる和船寄贈で合計25隻となる和船を、宮城県の漁業関係者に寄贈している。

SAP グループ、被災地支援で漁業関係者へ和船10隻を寄贈
OBI の東日本大震災の復興支援活動に関するページ


OBI と SAP による和船寄贈プロジェクトは、宮城県を活動拠点として、今後も継続して被災地支援を行う。また、SAP ジャパンでは、2011年4月に「Tohoku Earthquake Aid and Relief Strategy」 (TEARS)というチームを設立し、社員が直接、企画から実際の活動、実施まで携わる CSR 活動を継続して行っている。

OBI 日本支部代表ドナルド トムソン氏は、以下のようにコメントしている。

「震災直後に仙台に事務所を設置し、復旧に向けてのお手伝いに取り組み始めた。まだまだ不十分だが、今後とも息の長い支援活動を続けてゆくことが我々の使命だと考えている」

また、宮城県塩釜市「越の浦」の和船が当選した漁業関係者は、以下のようにコメントしている。

「ワカメや牡蠣の養殖に必要な和船は震災による影響で生産に遅れが出ており、いまだに入手が難しい状況だった。少しあきらめかけていたタイミングで、このような形で思いがけなく和船を手に入れることができた。これで漁に出ることができる。塩釜の幸の復興を願って、いつまでも大事に使っていきたいと思う」