韓国 LG Electronics は、米国 Hewlett-Packard(HP)からモバイル OS「webOS」の関連資産を取得すると発表した。LG は、次世代スマート TV に webOS を組み込む計画。資産取得に関する契約金額など、詳細な条件については公表していない。

Palm から HP へと迷走した「webOS」、LG が取得しスマート TV で利用
LG が HP から webOS を取得

LG は、webOS のソースコード、関連ドキュメント、関連 Web サイトといった知的財産(IP)と技術者を HP から得ることで最終合意に達した。webOS の基本特許やユーザー インターフェイス(UI)などの IP に関する権利も得る。また、オープンスース版である「Open webOS」と webOS 用アプリケーション フレームワーク「Enyo」についは、オープンソースとして維持する方針。

一方 HP は、webOS の開発元である旧 Palm のクラウド コンピューティング関連資産(ソースコード、インフラ、契約、技術者)を引き続き保有する。さらに、Palm ユーザーに対するサポートも継続させる。

なお、webOS は米国 Palm が開発したモバイル機器向け OS。HP が2010年に Palm を買収して取得した。 HP は webOS ベースのタブレット端末「HP TouchPad」を2011年7月に発売したが、直後の8月に TouchPad の製造/販売を打ち切ると発表。webOS の計画は宙に浮いた状況になってしまった(関連記事)。

その後、HP は webOS のオープンソース化を表明(関連記事1関連記事2関連記事3)し、実際に Open webOS として公開した。しかし、HP における webOS の扱いに一貫性はなく、迷走状態が続いていた(関連記事1関連記事2)。

HP による Open webOS デモビデオ