台湾 PC メーカー Acer は2年連続での赤字を報告。業績不振の要因として、Windows 8 搭載製品の売上が低迷していることを上げた。一方、Google の Chrome OS を搭載した Chromebook の売り上げは好調だとしている。

Bloomberg はこの件を次のように伝えた。

「2年連続での赤字に苦しむ台湾 PC メーカー Acer は、Google による Chrome プラットフォームを搭載したノート PC の売り上げが伸びていることを報告した。一方、Microsoft による Windows 8 は未だ市場に受け入れられないでいるという。同社社長の Jim Wong 氏は、Chrome ベースのモデルは昨年11月のリリース以降、米国での Acer の売り上げ全体のうち5%から10%を占めるまでになっていると述べた。米国での売り上げは今後も持続可能なものだと考えており、Chrome モデルの他の先進国市場への投入も検討しているという。Wong 氏は次のように語っている。

『Windows 8 は、まだ成功できていない。Windows 8 リリース後も、市場全体は成長基調に回復してはいない。これを見れば、Windows 8 が成功しているかどうかは明らかだろう』」

PCWorld は、新しい Chromebook の性能が向上し、価格が低下していることを伝えた。

Acer、Windows 8 搭載製品は不調も、Google Chrome OS を搭載した Chromebook は好調
Acer による Chromebook

「Acer は2011年、Samsung とともに最初に Chromebook の販売を開始した企業の1つ。だが当時、このブラウザベースの OS は完成度が低く、価格も Windows 搭載機と比較して安いとは言えなかった。だがその後、同 OS は進化を果たした。昨年11月、Acer は200ドルの Chromebook をリリース。これには、11.6インチディスプレイ、Intel Celeron プロセッサ、2GB の RAM、320GB の HDD が搭載されている。

同社社長の Jim Wong 氏は Chromebook を『以前より堅牢なものとなった』と評し、企業ユーザーが興味を示してくれることに期待しているという」

VentureBeat は、Acer が最近の Microsoft の戦略に批判的だったことを伝えている。

「現在の状況は、Microsoft の戦略が誤ったものだとする Acer の主張が正しかったことを証明している。Acer CEO の JT Wang 氏は昨年の8月、消費者は Windows 8 に対して関心を持っていないと述べていた。また同氏は、Microsoft の Surface 戦略は、これまで築いてきた PC メーカーと Microsoft との関係に悪影響を及ぼすものとして、自社による Surface 製造を『考えなおす』よう求めていた」