Michael Dell 氏は、個人向けデスクトップ PC の販売で技術帝国 Dell を築き上げた人物だ。だが、米国テキサス州オースチンで開催中の「Dell World 2012」カンファレンスで Dell 氏は、デスクトップ PC はいまも重要ではあるが、サーバーと企業向けのサービスはさらに重要であると語った。

Dell 氏は同カンファレンスの基調講演で、サーバー市場における Dell の状況について述べた。Dell 氏によれば、Dell は北米およびアジアサーバー市場でシェア1位であるという。

「Dell は、世界サーバー市場でシェア1位になるまで、あと6万4,000台というところまで来ている。もしこの会場にいる人たち全員が10サーバーずつ購入してくれれば、Dell は世界サーバー市場で1位になれる」

Gartner と IDC による2012年の第3四半期の世界サーバー市場調査では、前年同期比でシェアを伸ばしていたのは、上位サーバーベンダー中 Dell だけだった。

「Dell は、他のベンダーがシェアを失っているなか、着実にシェアを伸ばしている」

Dell 氏は、Dell ではエンタープライズ向けのソリューションサービスも勢いを増していると述べた。

「Dell は予想を上回るレベルで、データセンター市場への進出に成功している」

企業はかつて、ポートやスイッチを必要としていた。だが現在では、ワークロードやアプリケーションが焦点となっている。

「Dell はデータセンターで利用されるすべての IP を持つことで、エコシステム全体を捉え直すことが可能になった。サーバーやストレージそれにネットワークがデータセンターにおけるピーナッツバターやゼリー、それにパンだとしたら、我々の提供するインフラはそれらをすべてを使ったサンドイッチのようなものだ」

Dell 氏によれば、Dell が提供するインフラは、今日の市場でもっとも集約化が進み、直感的に理解可能なデータセンター向けソリューションとなっているという。

Dell 氏は、ライバル企業を攻撃することも忘れない。

「Dell には、守るべきメインフレームやミニコンがない。我々は、そのような過去の遺産を維持する必要はなく、将来に向けた投資を実施することができる」

Dell 氏はまた、OpenStack クラウドプロジェクトに対する取り組みについても語った。Dell は、OpenStack Foundation の創設メンバーの1つとなっている。

OpenStack をインストールする Dell の「Crowbar」プロジェクトは、Dell による重要なオープンソースコミュニティに対する貢献であり、SUSE など他のベンダーによっても利用されている。Dell は、OpenStack コミュニティにおいて、2011年以降活発に貢献を続けている。

Sean Michael Kerner
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。