ランサーズは、同社が国内で展開するクラウドソーシングサービス「Lancers」の案件総額が、サービス開始から3年11か月で50億円を突破したと発表した。案件総額とは、「Lancers」に案件登録されたコンペ、プロジェクト、タスクの各依頼の累計金額を指す。

また、これに伴って「Lancers」の登録者に対してクラウドソーシングに関する動向調査を実施し、結果を発表した。調査対象は、2011年11月19日〜2012年11月18日までのランサーズの案件(1万6,719件)および会員(9万8,832人)で、会員には受注者と発注者を含む。調査日は2012年11月22日。

それによると、受注者の傾向として個人が95%を超えており、20代・30代が中心であることが分かった。また7割以上が東京以外に在住しており、クラウドソーシングが地域間格差の解消の可能性をもつことを示した。そのほか、業務経験10年以上の会員が過半数を占めており、仕事を受注する個人のスキルレベルが高いことも明らかになった。

「Lancers」の受注者の所在地
「Lancers」の受注者の所在地

発注者の傾向としては、個人が3分の1存在し、中でも税理士や行政書士、司法書士、弁護士などが多いことと、約6割の発注者の所在地が東京であることが分かった。

取引案件の傾向としては、半年間で5回以上の案件依頼をする発注者は3割程度、2回以上の利用は半数以上にのぼり、発注者の社内で利用が定着していることが分かったという。また、直近1年間で成立した案件単価が20万円を越えるカテゴリーに注目すると、開発・プログラム、Web・モバイル制作が8割を占めていた。一方で、ビジネス・その他カテゴリーのアイデア依頼で40万円を越える依頼も複数存在していた。

「Lancers」で実施された案件単価が20万円以上のカテゴリー分類
「Lancers」で実施された案件単価が20万円以上のカテゴリー分類

「Lancers」は、高スキルのエンジニア・クリエイターのみに発注できるチーム制の「Lancers エキスパート」、小さな作業を大人数で同時に作業する「Lancers タスク」など、Lancers ブランドで複数のクラウドソーシングサービスを展開。また、NDA(秘密保持契約)確認機能や、個人のスキルを見える化する仕組みを通じて安全に業務を発注できるとしている。