米国 Intel の CEO である Paul Otellini 氏は、来年5月で同社 CEO を退任すると発表。同社の取締役会だけでなく、IT 業界をも驚かせた。Otellini 氏はあと3年は CEO の地位に留まるものと見られていた。

San Jose Mercury News はこの件を次のように伝えている。

「Intel は月曜日の朝、CEO である Paul Otellini 氏が来年5月で退任すると公表した。Otellini 氏は、2005年に同社の CEO に就任。その後業績を向上させてはいたが、モバイルデバイスへの参入には遅れをとっていた。Intel の CEO は、これまでは定年である65歳まで勤め、後任の CEO が指名された後に退任してきた。だが Otellini 氏は10月12日に62歳になったばかりだった」

Wall Street Journal は、退任を決めたのは Otellini 氏自身の意思であると伝えている。

「Otellini 氏は CEO を退任すると決断し、取締役会を驚かせた。事情通は、Otellini 氏自身が、Intel のリーダーは若い世代と交代すべき時が来たと考え、退任を決意したものと語っている。Intel の広報担当である Paul Bergevin 氏は『退任は Paul Otellini 氏の意思によって決定された』と述べ、取締役会は惜しみつつもこれを受諾したと語った」

Associated Press は、Ottellini 氏の後継者が現時点では決まっていないことを伝えた。

「Intel は月曜日、同社の取締役会は、社内の幹部だけでなく、社外の候補者も含めて Otellini 氏の後継者となりうる人物を探すことになるだろうと述べた」

CNET は、Otellini 氏の最近の発言について振り返っている。

「Otellini 氏は数か月前、社内会議で Windows 8 に対して否定的なコメントを述べたと報道され、人々を驚かせた。同氏は、Windows 8 には改善が必要であり、完成前にリリースされてしまうと語ったとされている。だが同氏は、Microsoft と PC メーカーが Apple とホリデーシーズンに競合するのは正しい決断だったとして、Windows 8 を支持してもいた。その後、Ottellini 氏は Microsoft との関係を修復するため、Windows 8 は『Intel にとって最高の出来事の1つになる』と公式に述べていた」