米国 Gartner によると、2012年第3四半期の世界モバイル端末市場における消費者向け端末の販売台数は4億2,800万台で、前年同期から3.1%減少した。そのうちスマートフォンが占める割合は39.6%で、スマートフォンの販売台数は前年同期比46.9%増。モバイル端末市場は、従来型携帯電話の落ち込みで盛り下がっていたが、スマートフォンの売り上げが市場全体を押し上げている。そのスマートフォン市場は米国 Apple と韓国 Samsung Electronics の独壇場。そして、Samsung は Apple に対する優位性を強めている。

「携帯電話の売り上げが2期連続で落ち込んだあとで、売り上げが連続的に増加するにつれ、需要は先進国市場でも新興国成長市場でも回復しつつある」。Gartner アナリストの Anshul Gupta 氏は、携帯電話市場の落ち込みに言及した上で、プラスの兆しを指摘した。「中国では、従来型の携帯電話の売り上げは依然低いままだが、スマートフォンが売れに売れ、モバイル市場全体で見ても成長している。先進国市場でも、新デバイスの発売が売り上げを押し上げ、市場が回復した」

スマートフォン市場は Apple と Samsung に支配された。両メーカーでいまやスマートフォン市場で46.5%のシェアを誇り、3位に大きく水をあけている。フィンランド Nokia はスマートフォンの売り上げにおいて、2012年の第2四半期から第3四半期で、3位から7位に落ち込んだ。カナダ Research in Motion(RIM) が3位にのし上がり、台湾 HTC がそれを追う。

2012年の第4四半期は、季節柄、一般消費者へのモバイル端末売り上げ増加が見込まれるが、Gartner のアナリストは今年のクリスマス商戦は例年より下火と予測した。消費者がタブレットのような新しい端末を買うことにも探すことにも慎重になっているというのだ。

Samsung のモバイル端末売り上げは加速し続けている。2012年第3四半期にはほぼ9,800万台を売り、毎年成長している。「Galaxy」シリーズへの強力な需要を見越し、数種の価格帯製品を用意した。第3四半期におけるスマートフォン市場でのシェアは32.5%にのぼり、Apple との差はますます広がるばかりだ。