Microsoft は、米国の Microsoft Store で自社開発のタブレット「Surface」の予約受付を開始した。同社は今年6月に Surface を発表。その仕様や機能などを公開していたが、価格については非公開としていた。今回の予約開始で、北米市場での Surface の価格がついに判明した。

Microsoft の価格戦略は?


Microsoft は Apple の iPad に対し、低価格戦略で対抗するのではと言われてきた。だが実際には、Surface の各モデルの価格を iPad の Wi-Fi モデルと揃え、同じ価格でより豊富な機能が手に入ることをアピールするという戦略にでたようだ。タブレット端末購入希望者に対して価格ではなく、キーボード兼スクリーンカバーである「Touch Cover」や豊富な各種ポートなど、iPad には無い機能で Surface を売り込む。

Microsoft、米国で自社開発タブレット「Surface」の予約受付を開始
Microsoft Store での Surface 予約受付ページ

Surface の価格は、ストレージ容量が32GB で Touch Cover が付属しない最廉価モデルで499ドル。この価格は iPad の最廉価モデルと同じだ。ストレージ容量は32GB だが Touch Cover が付属するモデルは 599ドル。これは iPad の32GB モデルと同じ。ストレージが64GB の最上位モデルは699ドルで、これは iPad の最上位モデルと同じ価格となっている。

同じ価格に設定したことで、Surface と iPad のどちらを購入するか迷っている人は、機能や仕様の違いのみにフォーカスして選択することが可能になる。これは、興味深い戦略だと言えよう。

Surface は売れるのか?

さて、IT 機器の購入者は、Surface に飛びつくのだろうか?Microsoft はこれに自信をもっているようだ。

米メディア The Wall Street Journal  が伝えたところでは、Microsoft は第4四半期だけで300万から500万台の Surface の製造を計画しているという。ソフトウェアの巨人は、ホリデーシーズンに向けて Surface の好調な売上を期待しているようだ。

また、Microsoft には長年かけて構築してきた企業 IT 管理者との良好な関係という武器もある。これは Surface の企業への導入に大きなプラスとなるだろう。

米国調査企業 ThinkEquity の調査によれば、米国企業の IT 管理者の半数近くは、Microsoft によるモバイルエコシステムに期待をしているという。調査対象となった 100人の CIO と技術担当幹部の48%が、自社のモバイル IT プラットフォームを Microsoft で統一する計画を持っていると回答している。

Microsoft は北米市場で Surface を10月26日に発売する。日本での発売日はまだ公表されていない。